2017年01月23日

モーツァルトの交響曲

 ここのところ日曜日は毎週、練習だ。
 無謀にも入稿中かつ確定申告目の前である、2月の頭に本番のあるオーケストラの練習なのである。ただしここは自分ちのオケなので、もちろん、出る。
 今回は、おそらく指揮者のセンセイ”満を持して”のモーツァルト後期名曲集。第39・40・41番を連続演奏、という、アマチュアとしてはめったにできない体験。頭の中を日々、この三つのシンフォニーがぐるぐるするくらい、はてさて名曲ざんす。

 各曲はこの8年ほどで、それぞれ1回は演奏している。全曲乗った人もいれば、1曲だけ2曲だけ、まるで初めてという人もいるが、楽譜は前回のを使い、ボウイングもそのまま。もちろん解釈が変わったりアーティキュレーションが変化して部分的に変えたところもあるけれど、基本的には、”前回の進化系”ということになる。

 弦楽器のメンバーは半分以上が変わっているのに、ちゃんと前の続きになっているのは、管楽器が不動のメンバーだからかな? それとも、オーケストラってそれ自身が進化するのかしらん。
 個人的には40番の時に乗らなかったので、この大好きな曲が初演奏。しかも、この第三楽章は、楽器を始めたばかりの時に、「初心者の集い=ドレ会といいました」で演奏した曲だった。
 そして41番・ジュピターは、初めてオーケストラで演奏して、とても手が出なかった(とはいえ弾けるところだけは弾きましたが)曲。

 それらをオケ中で演奏していて、そりゃ弾けないとこはようさんありますけれども、自分も随分、弾けるようになったんだなぁ、あの時にヴァイオリンを始めることができて幸せやったなとしみじみ思う瞬間がある。40番はもう弾いてるだけでシアワセではあるのだが、感動しているヒマはない(笑)。なにせ「疾走する悲しみ」ですからして。気を抜いたらフレーズが落っこっちゃうからね。アウフタクト、アウフタクトで次へ送っていかなければならないわけでした。でもその受け渡し、他のパートの音も快感! これを自分が弾いている、というのが時々信じられない時があり、それほどに「オーケストラで弾く」というのは、いまだに感動する事実なのですな。おまけに、やっぱり弾けてないじゃん!? てとこはたくさんあり、、、

 私は個人的には、練習中に弾けなかったところに鉛筆で印をつけておいて、だんだんそれが本番までに減っていくといいなという練習の仕方をしている。個人練習する時に、通して弾くのは(1stヴァイオリンじゃないんだから)邪道だとか思っていて、集中的に弾けないところや難しいところをさらう。たいていは音程が取りにくかったり、分散和声だったり、音が難しかったりと「どの基礎的なことができないか」がはっきりするので、練習しても弾けない場合は、基礎に戻る、、、という方式。
 私の場合は、大人から始めた難点として、”常に音程が悪い”ので、倍音倍音と取っていると、なかなかポジションが決まらないことが多い。それと、ポジション決めてちゃんと練習しておいても、オケに行くととっさに、一番楽な第一ポジションを取ってしまい、途中で弾けなくなってしまったりするんだよね、うん。

 ポジションと指の形を決めてしまうと、セカンドの演奏は非常に楽だ。意識を音楽に向けられるし、和声やニュアンスなどに向けられるから。いちいち音を取っていたら大変だもん。内声は和声で見ないとね。

 物理的に弾けないところを、今週は解消! と思っても、毎日家に帰ると寝落ち、、、というのが最近のパターン。もうすこし早く帰れればいいのだけれども、夜、コンサートがある日はどうしても23時回ってしまい、ご飯とか食べてきたりすると24時近くなる。とても練習する気力はないなぁ。。。
 以前は会社で朝練とかできたんですが、最近は人が増えてそれが無理。朝、スケールとシュラディック(が私は好きなの)を15分でもやっておくと、週末の指の感覚とか全然違うんですけどね。。。まぁ仕方ないか。

 あと何年弾けるんだろう?
 と最近は時々思う。演奏技量は体を壊さないようにして他のことでも健康と関節に留意すれば、それなりにまだうまくもなってくし、衰えるには早い(というか衰えるほど弾けないし、まだうまくなる方が多い)。ただし、目は別だ。最近、目の焦点が合いにくい・・・プルト組んで外側の向こう半分は細かい音見えないもんね。今回のモーツァルトなんか、マジで暗譜するか? とか思ってるくらいだし。
 それと、練習場によっては照明が間接照明だったりすると、ブレて五線と音符の感覚を読み間違えるのだ。これは会場の灯りの種類によるので、うわぁ蛍光灯のメリットというのもあるのだなぁと思った。もちろん舞台の灯りが一番見やすいけどね。
 目が弱くなったらオーケストラでは弾けないでしょ。地味にソロ? いやだなーそんなの。今のうちに、いっぱいレパートリー弾いておきたいなと思う今日この頃。。。いやその前に、目の検査に行こうっと。

 モーツァルトの話ができなかった。。。また今度。
posted by rain2009 at 23:11| Comment(0) | play | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

2017年、新年おめでとうございます。

 弦楽器雑誌「サラサーテ」、月刊「航空情報」ともに、本日1月5日(木)からのスタートです。
 新年のご挨拶のあと、仕事の合間を縫って、豊川稲荷へ。毎年恒例ですが、実は会社から徒歩10分(もかからないかな?)。商売と芸能のカミサマなので、行かない手はないでしょう、、、ということで創業の前社長の頃から通っているようです。

↓初詣で賑わう神社
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↑山門側から入ります

↓お手水で浄めます(。写った人のお顔をブラシで消したのでちょとわかりにくいかな?)
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↑参拝

 ワタクシは(宗教上の理由から)参拝はしませんので参加だけですが、皆で参拝したりお金を洗ったりし、なかなか賑わいを見せている境内の空気を浴びてきました。知人にも会ったなー。
 お昼時であまりにお腹が空いたので、たこ焼きを食す。

↓いつ見ても素敵なお顔のお稲荷様。お堂の入り口両側を護っています
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 今年もどうぞよろしくお願いします。
posted by rain2009 at 20:18| Comment(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月25日

演奏会を聴く。

 演奏会を聴く、、、のが仕事みたいなもん。
 感想文(レポート)は書きますが、評論はデキマセン。でもまぁレポートのことを「演奏会評」とか言っちゃうヒトもいて、評論家のセンセイ方にしたら頭に来ることだろうなぁ。。
 しかし、聴いては書き、書いては聴き、、、をしているうちに、どうしても“音楽評”ぽくなってきてしまうのだね。事実を書こうにも、「事実=音楽」であって、それを説明≠キることは非常にナンセンスだし、また音楽/言葉/視覚情報 等、翻訳したり置き換えできないものこそが芸術だと思うから。

 聴くのは、「今この人聴いておいた方がいいなぁ」と「聴きたいなぁ」が両方。“聴いておいた方がいい”のは、長年の勘のようなもので、この先、オツキアイが発生する可能性が高いから。いやまぁ仕事柄、付き合いたければ自分で申し込めばいいだけなんだけど(って何か違う話してるみたいね? 笑)。

 アマチュアの演奏活動もしてるので、友人たちの出ているオーケストラを聴きにいくことも、(めったにないが)時々、ある。
 “めったにない”理由は、他の演奏会と重なっていたり自分の練習と重なっていることがあまりにも多いから、ですね。
 もちろん、プロの演奏会は、仕事ではソロや室内楽が多いし、たまにオーケストラ、ごくまれにオペラもあるけれども、オーケストラは定期会員をいくつか持ってるし、なるべく聴きに行くようにしている。
 それは、曲の生演奏体験が必要なことと、演奏している人たちを聴きに行くこと(指揮者だけじゃなく)、そして「そこにネタが落ちているから」という、とてもマスコミ人な発言をしてみる。

 だけど、演奏会に行けば、虚心に耳を傾けるようにしている。だから素直に感動したり怒ったりするし、笑ったり泣いたり傷ついたり幸せになったりもするです。お誘いしてくださる方々は真剣だし、だからこっちも真剣だし。・・・ただ体調悪い時は聴く≠フは結構、ツラいので勘弁してくださいはい。

 アマチュアとプロ。
 演奏の技量、という意味では比べるべくもない。アマチュアの音が最初に出た時に、その波動に慣れるまではしばらくかかる(耳が最初、拒否反応を示すので)。だけど、しばらくすると、やっぱり心地良くなって、その音律の中で、楽しく聴いている。
 どうやら、プロの演奏はマイナス算。アマチュアの演奏はプラス算で聴いてるぽい。
 もちろん減点評価とか絶対しません、プロの方のも。でも、「いいですねー素敵ですねー」とばかりは絶対に思ってないから。「どっかバッサリ」切り捨てることはある。頭の中で分析しちゃうんですね。でも、本当に凄い演奏に出会うと、そりゃもう何も考えられないさ、という具合で。私はこの沸点が低いので、わりとほとんどの人が「凄い」ことになっていると思う(笑)。

 自分もアマチュア者で、自分が弾く時は、“聴く耳”は、「どっか余所へ」行っていてもらわないと、弾くとかできないし。だから“棚に上がる”ことにしてまして。練習しててもツラいでしょ、じゃないと。だからといって音程が良くないとか、リズムが合ってないとか、波に乗れてないとか。。そういうのもわかるので、時々イヤんなるけど(私のレベルでは出来っこないので)。でもそれでは私があまりにカワイソウなので、少しずつ出来るようになっていることについては、素直に喜ぶことにしている。「あの頃に比べれば、だいぶ上手くなったじゃん」とかいう具合。いつもごめーわくかけてすみませんね>同じオーケストラな方々。

 だけど練習中に、他のパートのフレーズ聴いてゾクゾクしたり、管楽器の旋律に涙出そうになったり、というのは中で弾いてるからこその体験。それがまた他の団体の演奏会聴いていても頻繁に起こる。
 要するにそこの人たちが「何を目指して、何をやりたいのか」・・・それが何となく伝わってくる演奏というのがあって、そこに皆の必死さが現れていたりするわけですね。音楽って不思議ですな。

 私は1音に真剣で、人生を賭けているプロの人たちの音が好きです。
 一方で、生活の一部として音楽を愛しているアマチュアの人たちにも助けられている。
 いいアマチュアでありたいなーと思いつつ、ある意味のプロでなきゃなんないというのは、なかなか立ち位置は複雑に見えるけど、さほど難しいことではないんですねこれが。
 たぶん来年くらいまでは、そんなこと続けていると思うから。また1年、良い年が暮れようとしています。

 さて、今日までに上げないとお莫迦だな、と思うXmas Tree。
 今年はお隣の老舗真珠店が改装中で寂しいので、銀座山野さん、がんばってます。色が変わるツリーで、観光客の皆さま、立ち止まって撮影にいそしむの図、がいつも見られました。
 
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posted by rain2009 at 18:49| Comment(0) | performance | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月24日

12月の編集部/11月の記録

 12月の編集部は27日までで年内おしまいです。
 お隣の「航空情報」誌とは進行が違うので、業務・サラサーテ・航空情報と、ズレズレな日程になってしまいました。かなり変則的ですが、弊誌は年末年始はお休みします。・・でもどうせ、各人、ジルベスター行ったりニューイヤー行ったりしてますから、東京にいればなんだかんだと演奏会場で会うでしょう。
 ちなみに、編集部は編集長以外全員が”関東人”なのです。そういう職場にいたことがないので、なかなか劣勢でいぢめられています(笑)。それに、「帰省」しなきゃいけないフルサトが遠いのも、私ともう一人、秋田のムスメだけです。地元というか、少し離れた都下というか。近くていいすよね。
 ということで、なんかコンサートとかにはやたらと行くのでした。
 12月20日に校了し、雑誌が刷り上がってくるのを待っているタイミングです。週明けは発送作業。店頭には29日、定期購読や取材先など皆様のお手元には28か29日にはお届けできると思います。

 先月も書かなかったなー、というので振り返ってみましょう。
 書きたいことやお伝えしたいことが「山」とあった11月でしたが、毎日、帰ると疲れてコト、と「落ち」てしまい、次の日になるとまた上書きされている、、、というのが続きました。
 素晴らしい演奏会も多かったし。
 「ことし一番だっ!」というものもありました。・・・しかしもう、「何を聴いたか」すら順を辿らないと思い出せません。

⚫︎11月4日(金)〜6日(日) 科学技術館:終日
  例年より遅い弦楽器フェアです。ブースを出し、新刊の販売とか、会場内の取材とか、ご無沙汰している方へのご挨拶とか。取材の仕込みもしちゃった(笑)今回、「弓」だったもので。
  演奏は、牧野葵美さん(ヴィオラ)と、川畠成道さん(ヴァイオリン)を聴きました。お二人とも、楽器や作り手さんへの愛情たっぷりにそれを生かした演奏をされ、さらに演奏会としても完成度が高く素晴らしかったです。
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(↑サラサーテブースへ訪ねてらした牧野葵美さん)→記事詳細は Vol.74へ

⚫︎11月9日(水)白寿ホール チェロ・コレクション
  長谷川陽子さん&向山佳絵子さんによるチェロの醍醐味を味わうコンサート。今年はオンドマルトノの原田節(たかし)さんがゲストで、新作初演もあり。原田さん、相変わらず音楽も人も素敵です♪

⚫︎11月13日(日)六本木CLIPS The Rain Dog & Catsのライヴ
  この前後の週は、実はライヴが続いて楽しかったのですが、インストライヴもたまにはいいなー。
  74号にも登場している仙台フィル・コンサートマスターの西本幸弘くんと学生時代からのコントラバス、ピアノの3人による演奏。いやレベル高いっす。Cbの高杉健人さんは、以前「ブラック・バス・クインテット」を「低音ジャーナル」で取材したことありでした。皆、いろんな活動してらっしゃるね。
(↓お3方を激写、パチリ。しっかりファンも付いておられて、楽しい会でした♪)
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⭐︎11月14日から16日は、韓国へ行ったので、十分間に合う時間だったにもかかわらず16日と17日のステージはキャンセル。お金もったいなかったなー(;_;)

⚫︎11月18日(金)東京文化(小) 井上鑑(あきら)さんの回
  頼豊門下生6人のチェロとピアノや歌による鑑さんの曲の演奏。なかなか面白く素晴らしかった。
  ちなみに、苅田先生や古川展生さん、長谷川陽子さんらが出ておられました。

⚫︎11月22日(火)紀尾井ホール 三浦文彰ヴァイオリンリサイタル(ピアノ:田村響)
  う〜ん、、お客さんの層が、普通のコンサートとだいぶん違うような・・・幅広くていいすね。
 皆さんとおなじように初演の「真田丸組曲」が目当てでしたが、良かった〜。
 もちろん古典派の曲はさらに洗練されてすばらしくて、いいですねーこう真っ当に真っ直ぐな演奏。
 あとで楽屋にうかがったら、「弾きすぎ〜」って手をぶらぶらさせてましたが、確かに後半、超絶技巧を聴かせる曲が多くて、たいへんだよ。でも彼はとても合理的な演奏法を身に付けてるから傷めるとかはないと思うけれど、もう少し緩急あってもよかったかなとは思ったりもする。

⚫︎11月23日(水祝)サントリー シュターツカペレ・ドレスデン
 良かったよ〜〜。特にシンフォニーは抜群。別の日だけどレポートが記事に出るので(書いたのは別の編集部員だが、感想かぶるところも多いので)、別掲。
⚫︎11月29日(火)東京文化(大) ドイツカンマーフィル+樫本大進
 絶品の一言で、シューマンすごい! ヴァイオリンコンチェルトもなんというか、、、ここまで進化するのだという世界を作り出してくれた。土曜日にブラームス2曲プロを横浜から所沢までわざわざ聴きに行った友人が、「もう4番で出しでバー、と涙!」と絶賛していたから、あぁ所沢も行けばよかった、とか思ったけれども、この演奏会も素晴らしかったです。アンコールの目の輝き方が、やっぱりそれだよね、て感じ。
⚫︎11月30日(水)紀尾井 服部百音ヴァイオリンリサイタル

・・・仕事と体力のせめぎ合いで、行けなかったコンサートも死屍累々(チケット持ってたのにね)。
 読売日本交響楽団定期、日本フィル定期、ミュージカル『マーダーバラッド』、キュッヒルさんのリサイタル、カメラータ・ウィーン、都響定期、今井信子さんリサイタル(順不同)。
 12月はまた面白いのが続いたのですが、入稿とかあってあまり行けてないですが、項を改めて書いてみます。
posted by rain2009 at 10:57| Comment(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月04日

練習日誌(?):Mozart

 今日、第一生命ホールにプラジャークカルテット+山さき智子 のドヴォルジャーク&ブラームス弦5を聴きにいったら、山さきさんに「あら、何持ってるの」と微笑まれた。「日曜日ですから」と答えるけど、ワタクシは「ウィークエンドプレーヤー」でございます。

 2月4日に本番があり、今年は中野ZEROホールの改修の煽りを受けて、どこも会場に苦労している。去年だっけ? は森下文化センターでしたね。プロオーケストラの皆さんも、東京文化、サントリーと続いて大変ですが、、、あぁそうかN響さんは終わったけど、読響さんはまだ練習場が。。。でした。
 まぁアマチュアは常に練習場に関しては、流浪の民なので、今回は前半がわりとラッキー、後半がトホホなワタクシです。(なにせ、朝早いので、遠いと遅刻しがちである<あかんやろ)

 ということで、今回は、モーツァルトの交響曲第39・40・41番、という、アマチュアではほとんど誰もやらんやろ、というようなプログラムです。だいたい、管楽器の編成考えたらふつーはできませんが、うちは大丈夫。
 それに、どの曲も実は一度はやってるんですね。ただ、乗ったり降りたりしているワタクシは、第40番だけ、ここんちでは演奏したことがござんせん。そして第41番《ジュピター》に至っては、ロクに弾けてなかったと思われる。。。のですな、今となっては。
 実は《ジュピター》は、大人になってから弦楽器を始めたにしては、本番の回数が多い。今度やるとたぶん4回目か5回目になります。もちろん最初は弾けるわけないわけで、どうしていたのか、ほとんど記憶にない。ただ、ここに来て弾いた時は、やっぱり第1・第4楽章は悲惨だったような記憶がある。

 だけど。
 大人になってからも弦楽器てほんとに上手くなるんですねー。
 同じ曲を演奏するとよくわかるのですが、なんというのですか、いろいろ「ハマって」くるんです。音程とか(当たり前と言わないでください、これ、けっこう凄いことなんです)、フレーズの作り方とか、お隣さんとの合わせ方とか、ダブルの鳴らし方とか。
 で、必死で通り過ぎていた箇所、というのが最近、少しずつ減ってきています。すべての曲のすべての部分をクリアな意識で見通せているか、というと、残念ながら、ごまかしたり行き過ぎても大丈夫、なのがTuttiの良し悪しでもあったりします。ピアノだとそうはいかない。意識が抜けた途端に、止まっちゃいますからね。

 そんなわけで、明らかに"見えて"いる部分が増えている。
 そして指の回し方とか余裕が出てみたり、他のパートがよりクリアに聞こえてきたりするわけです。はぁ。
 そうすると、アンサンブルそのものがとても嬉しい感じですね。・・・もちろん私は、子どもの頃からやっていた人々に比べると、音程は非常に良くないし、一つのフレーズの中でいい音が出る瞬間もあればそうでない瞬間もある、という差があるし、弾けないところは弾けないし。普通のヴァイオリン弾く人のレベルか、というと、そんなレベルではござんせん。
 でも、明らかに「見える景色が変わって」くるというのは快感ですよ。オーケストラがより楽しくなるし。

 それに以前とは明らかに、ここ数年で変わったこと。
 練習に行くと肩こりが治るとか。指の調子が良くなるとか。。。そういうことはあります。もちろん仕事で激疲れているとか、体調が悪いときはそれが逆に作用するわけだけど。
 無理しない姿勢? 自分の自然体なボウイングとか演奏姿勢が少しずつわかってきたような気もするし。もちろんまだまだとも思いますが、ピラティスやったり歌のレッスンにちょこちょこ行ったり、踊ったり芝居してみたりしたことと無関係ではないと思うんですよ。全身を無理なく緩やかに動かすことや、バランスを採ることの大切さは著者の先生方が常に書いていらっしゃることですし、ウチから何冊も本も出ている。形は違うけど、実感だわー。

 ただし。
 レッスンにはしばらく行ってないんです。だから今度行ったら、ボウイングと音階は直されるんだろうなー(^_^;) でも時々はそうやってみていただかないと気持ち悪いんですけどねぇ。最近、目だけじゃなくて耳にも自信がなくなってきて、時々、「あれ? この音程、正しいのかな?」と思うことが頻繁。以前は、できやしないんだけど、ダメなことと正しい音程だけはわかっていたんですけどねぇ。これは明らかに「トシ」ってやつです。しくしく。

 中身の話がなくてすみません。
 ということで、ジュピターは、ここから始まります。1回やったとこは意外に皆、把握していて、その上に音楽を積もうという算段。ひえぇぇ、とりあえず弾けないとこ解決しとかなきゃーだわね。
 来週は、楽しみな楽しみな40番が弾けます(^_^)。嬉しいよー。(って練習に行けるかどうかが大問題)

posted by rain2009 at 21:05| Comment(0) | play | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする