いまごろオーボケですか? 私。すんません>ご本人
7月に発行された『ダ・ヴィンチ』で特集されていて、(@ @)ミーハーになって速攻買いし、熟読した。
実は某社の関係を通じてお知り合いになったわけですが、我が家にこの方の装丁した本がどれくらいあるだろう? と思って改めて見てみると、これまた相当数に上る。現在、売れている単行本・文庫本の中で、彼のデザインした本の割合を考えると、それは不思議でもなんでもないのだけれども、自分が「面白い」「好み」と感じるものの中にたくさん含まれているというのは嬉しい驚き。
しかもTBS『情熱大陸』とかにも出ちゃったりしてる…。
う〜ん。。。こんな馴れ馴れしく話したり飲んだりしてていーんだろうか?(笑)
・・・
編集者として仕事をする時に、その端くれとしては、限られた予算の中で表紙デザインにどのくらいかけられるか、というのは毎度頭の痛いところだったりする。出版社や編集プロダクションの社員編集者だったりすれば、トータル予算の中で、最初にとっていくこともできる(それによって本の売り上げも変ってくる)のだが、ちまちまとやっている業界誌で、「う〜んDTPどうする?」「デザインだけ頼んであと自分でやるか」とかやっている世界では、それは厳しい。中の文字やフォントデザイン、表紙までコーディネートした本って憧れだよなー。
ただし、小説などの文芸本では、そっちは必須でしょう。
(私はフィクションの仕事は一切してこなかったので、それとこれとはかなり違うワケなのです)
『ダ・ヴィンチ』の特集を読んで、とても嬉しくなったことの一つには、インタビューされる編集者たちや文章を寄せている著者たちが皆、【鈴木さんのデザインが好き】なんだというのが伝わってくるんですね。好きだしすごいと思っているし、尊敬もしているし、また仕事したいと思っている。…それが伝わってくる。
そういう仕事って良いですね。
なんて思っていたら、ご本人から何か送られてきた。どう見ても本である。なんだろう? と、いそいそ開封したら↓。
『装丁を語る。』
著 者: 鈴木成一
イーストプレス
定 価: 2100円(本体2000円+税)
ISBN: 9784781603940
著作でした。首都大学で講演された内容を再編集したもので、豊富なデザインがカラーで入ってもいます。もちろんこの本もご本人のデザイン。
保存用に1冊是非是非。
私は仕事でご一緒したことは無いのですが、今後もなさそうです(笑)。あるといいなぁ…。