2010年07月24日

♪ある装丁家のこと:鈴木成一さん

 ふとしたことで知り合った人で、いちおうこのギョーカイ人の端くれな私としては、「すごい」ことは知っていたけれども、スゴイ=著名 でもないのもこのショーバイの常。ところがこの方、は本当に有名だったのであった。
 いまごろオーボケですか? 私。すんません>ご本人

 7月に発行された『ダ・ヴィンチ』で特集されていて、(@ @)ミーハーになって速攻買いし、熟読した。
 実は某社の関係を通じてお知り合いになったわけですが、我が家にこの方の装丁した本がどれくらいあるだろう? と思って改めて見てみると、これまた相当数に上る。現在、売れている単行本・文庫本の中で、彼のデザインした本の割合を考えると、それは不思議でもなんでもないのだけれども、自分が「面白い」「好み」と感じるものの中にたくさん含まれているというのは嬉しい驚き。
 しかもTBS『情熱大陸』とかにも出ちゃったりしてる…。
 う〜ん。。。こんな馴れ馴れしく話したり飲んだりしてていーんだろうか?(笑)
                 ・・・
 編集者として仕事をする時に、その端くれとしては、限られた予算の中で表紙デザインにどのくらいかけられるか、というのは毎度頭の痛いところだったりする。出版社や編集プロダクションの社員編集者だったりすれば、トータル予算の中で、最初にとっていくこともできる(それによって本の売り上げも変ってくる)のだが、ちまちまとやっている業界誌で、「う〜んDTPどうする?」「デザインだけ頼んであと自分でやるか」とかやっている世界では、それは厳しい。中の文字やフォントデザイン、表紙までコーディネートした本って憧れだよなー。
 ただし、小説などの文芸本では、そっちは必須でしょう。
 (私はフィクションの仕事は一切してこなかったので、それとこれとはかなり違うワケなのです)

 『ダ・ヴィンチ』の特集を読んで、とても嬉しくなったことの一つには、インタビューされる編集者たちや文章を寄せている著者たちが皆、【鈴木さんのデザインが好き】なんだというのが伝わってくるんですね。好きだしすごいと思っているし、尊敬もしているし、また仕事したいと思っている。…それが伝わってくる。
 そういう仕事って良いですね。

 なんて思っていたら、ご本人から何か送られてきた。どう見ても本である。なんだろう? と、いそいそ開封したら↓。

suzukiseiichi.jpg

『装丁を語る。』
 著 者: 鈴木成一
 イーストプレス
 定 価: 2100円(本体2000円+税)
 ISBN: 9784781603940

 著作でした。首都大学で講演された内容を再編集したもので、豊富なデザインがカラーで入ってもいます。もちろんこの本もご本人のデザイン。
 保存用に1冊是非是非。

 私は仕事でご一緒したことは無いのですが、今後もなさそうです(笑)。あるといいなぁ…。
posted by rain2009 at 12:08| Comment(0) | creator | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。