2016年01月22日

1月のコンサート・その4/N響定期♪ (1/21)

 NHK交響楽団の定期演奏会に行きました。オーケストラのコンサートは久しぶりで、やっぱり楽しい。いくつかのオーケストラの定期会員になっているのですが、このB定期はチケットが取りにくいのと完売公演が多いので、かなりメリットがあります(A・C定期は、行きたい時に買っています)。

 今週1月20日(水)・21日(木)はBでして、ロシアン・プログラム。ロシア人の指揮者とソリストによるプログラムで、ゲニューシャスのラフマニノフかぁ、これ聴きたいなという思いもあって行ったわけです。
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 N響のB定期は買えない人も多く、定期会員は「なるべく行くように」という通知をもらったことがある。気持ちはわかるけど、お客さんに対してこの通知はどうでしょうね、と思い、怒ったり文句を言ったりしたけれども、完売なのに席が空いてる(TVで見ればわかってしまうわけで)というのが「聴けなかった」方には悔しいというのもわからないではないですよね。しかしチケットの配券というのはいろいろ技があって、もちろんお客様第一ではあるのですが、チケットで収入のほとんどを賄わなければならない日本の演奏家団体はとても大変でもあったりするのです、、、と話が逸れた。案の定、この日は完売公演。私もワクワクと出かけました。

 グリンカの《ルスランとリュドミラ》で始まる。こういう曲はN響さん得意だよなぁと思ってわくわくしていると、本気で凄かった。ともかく技術が抜群でないとおもしろくない曲だけに、ぴたぴたと決まる音程・和音、つん、と上へ抜ける弦楽器の音色、管・打楽器の名人芸とかやっぱりすごい・・・というか口あんぐり。気持ち良いって感じだ。皆さん楽しそうに弾いておられるし(もちろんN響さんなので、ニコニコ笑ってるという意味ではないです)。本当に気持ち良く響き渡る感じでした。
 続いてのゲニューシャスのソロによるラフマニノフの第2番。俗、といわれようがなんだろうが、私は実はこの曲が大好きで、若いころソロにTryしてみたりしましたねぇ(第三楽章は弾ける気がしなかったさ)。今は、一度でいいからアマオケで弾いてみたいですねぇ、やる機会ないかしら。
 は。いやプロの演奏というのはすごいものです。ゲニューシャスはどちらかというとオーソドックスな演奏をするプレイヤーだと思うのですが、体も大きいし、テクニックは抜群。これでなぜチャイコフスキー国際コンクールの本選では2位で、あんな演奏だったんだろう?(プレッシャーかな)という感じで。オケも楽しそうに共演しているし、もう持って行かれる感じでした。

 さて《白鳥の湖》。これも通俗名曲ですが、大好き!!! な曲です。
 何を隠そう、私がヴァイオリンを弾きたい、と思ったのは、子どものころから、この曲のメインテーマの弦楽器の部分(テーマはオーボエだけど)が弾きたかったからなのです。。。というくらい好き。
 加えてバレエも大好きなので、まぁ《白鳥》は曲を聴くと演奏より舞台が目の前に広がってしまう。組曲の曲順が違和感がどうしてもあるのは仕方ないですが、組曲は組曲として素晴らしいですね。
 好きなフレーズはたくさんあるのですが、聞きどころは、ハープの伴奏によるコンサートマスターのヴァイオリンソロ。そこに途中からチェロソロがかぶってきてトリオになるシーンの掛け合い。ここはバレエ的にもぐっと盛り上がるところで、オデットと王子の最も美しいシーンの一つですね(オデット役の力量が図られる)。
 ヴァイオリンの篠崎さん、ハープの早川りさこさん、チェロの藤森さん。いやもうブラボーでした。愛のデュエットというよりも、なんかこう赤々と燃え上がるなんかの炎みたいでしたが(笑)でも、信頼感とか伝わってきて。早川さんのハープはワタクシもう大好きでして、このお三方で聴けて涙うるうるものでした。
 オーボエもフルートもブラボーだったし、ヴィオラのパートソロも素敵だったなぁ。こういう曲をN響さんが得意というのは意外でもあり(もっと難しい大曲とかの方がお得意な気がしていたのです)、指揮者の力量もあったのでしょうか?

 ともあれ、幸せな気分で帰路につきました。♪(褒めてばっかりだな〜)
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2016年01月18日

1月のコンサート・その3/藤原浜雄&田原綾子 (1/17)

 最近、ヴァイオリニストの藤原浜雄さんの"追っかけ"をやっています。……といっても、演奏会を聴いたり、取材をしたりするだけで、たまたま年末年始に亘ってしまったので、そんな感じなのです。理由は、次号=「サラサーテ」69号(2016年4月号)の「Artist Close-Up」で原稿に書くから、ですが。

 1月17日(日)。中野ZEROホールで、読売日本交響楽団-小林研一郎によるニューイヤーコンサート。簡単には公式facebookに書きましたが、前回のヴィオラ特集で取材した田原綾子さんがモーツァルトのコンチェルタンテを弾く。しかもお相手が藤原さんということで、これはいかずばなるまいて。・・・ということで行ってきたです。
 「フィガロの結婚」序曲。あんまり"わくわく"しない序曲でしたが、うまかった。
 2曲目がコンチェルタンテ。いや、この公演、ナニが凄かったといってオーケストラのメンバーが凄かったのです。管楽器はもちろん、弦はほとんどツートップ。元ソロ・コンサートマスターの藤原浜雄のコンチェルトだということなのか、コバケン先生の指揮だからか。ともあれ、贅沢なコンサートでした。素晴らしかったんです、モーツァルト。
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 田原さんは東京音楽コンクールで優勝しています。その後1回と、先だってのヴィオラ特集で取材。エール弦楽四重奏団でも活躍中です。ダイナミックな音楽とヴィオラらしい音色、確かな技術で、今、とても注目されている実力派若手です。
 藤原浜雄さんは、その師匠でもあり。昨年夏の霧島国際音楽祭からずっと、なんだかんだとお会いしてます。こちらもまたソリストとしても素晴らしい音楽家でいらして、このお二人のデュオということで、大注目でした。
 楽しい日曜日でした。

 藤原先生の、サラサーテでの撮影風景です。なんとなくてれながらカメラに収まってくださった藤原さんですが、この世代の一流の音楽家の方というのは、とてもダンディですね。とても絵になるお姿でした。
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 ところで驚いたことに、この日、田原さんは夜にも本番が一つあったそうで、若いってすごいですね。
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2016年01月14日

1月のコンサート・その2/マロカンパニー(1/12)

 なかなかオーケストラの定期を聴きに行けないでいるのですが、先週も某響の定期会員の継続をしそびれてしまいました。まだ間に合うだろうか???(<無理無理)
 某オケとか某オケとかですと、放置していると電話がかかってきます。別に継続したくないわけではなく、忙しかったり、そのときたまたまお金がなかったりして、継続してなかったりする、というだけなので、たいていはその場で手続きをすることが多いです。
 しかし数年前、プログラミングや何かの体たらくに、「好きな人たちも多いし演奏も好きだけど、もうやめよう」と思い立って、数年間続けた定期会員をやめたことがあります。その時は、何度か電話をいただきました。お仕事ではお付き合いのあるところですし、なので1個人として名乗らず(といっても名前でわかるかとは思いますが)会員を続けていましたが、とりあえず、そこの定期にはそれ以来、めったに行っていません。これだけ毎日演奏会が続くと、なかなか合間を縫って、当日で買って行く、という気力が湧かないことが多いです。

 頼まれて書く時や、取材して掲載する時はご招待いただくことが多いのですが、公の補助の少ない日本のオーケストラは、スポンサーと定期会員が支えているといっても過言ではありません。少しでも協力することと、聴衆の立場を理解すること、またおシゴトで関わろうと思うならリサーチも必要で、ぼぉっと出かけた演奏会で思わぬネタ(ごめんなさい、人とか曲とか企画とか)に出くわすこともありますので、業界関係者には必要なことだと思います。・・・これは、別の業界でシゴトしていた頃に、先輩や周りの人々から学んだり教えられたりしたことですね。ただね、難しいですね、《仕込み》に時間と手間をかけるのは。ただでさえワタクシ、体力がないので。

 今年はオーケストラに行くぞっ! と決めて、その某オケの定期会員関係も連絡をしたら、まだ大丈夫でした(窓口・親切。これはどこにお電話しても大抵がいつもそうで、感心します)。

・・・

 さて、そのようなことは関係なく、「楽しみにしている」コンサートもあります。
 たまたまこの日は、出演メンバーのお一人を取材するのに、ここが一番時間が合うというので、出かけていったわけですが、幸運なことに、当日、奇跡的に1枚出てきまして、出演者から購入。わりと毎回、買っているのですが、2015年後半は、なかなか王子ホールのコンサートに行く機会がなく、今回も無理かなと思って購入してなかったんです。

 素晴らしい演奏でした。「二つの《四季》」ということで、ヴィヴァルディのかの名曲とピアソラの「ブレノスアイレスの四季」。出演者は、下記の皆様。ほんと、皆様ソリストとしてバリバリ活動してらっしゃるだけでなく、各オーケストラの首席とか副首席とかそのような方々ばかりで、アンサンブルのノウハウも素晴らしく演奏技術も音楽も素晴らしい方々ばかりです。ちなみに、雑誌的によく存じ上げてる方が多いのですが、人間的にも皆さん、とてもチャーミングです♪
 写真、ここにも掲載しておきましょう。
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 前列左から鈴木優人(編曲・pf・チェンバロ)、岡本侑也(Vc)、小林壱成(Vn)、伝田正秀(Vn)、西山真二(Cb)。後列左から崎谷直人(Vn)、篠崎"マロ"史紀(プロデューサー・Vn)、鈴木康浩(Va)、白井篤(Vn)、桑田歩(Vc)、佐々木亮(Va)(以上、敬称略)。

 どちらの《四季》もそれぞれソリスト➕弦楽合奏という仕組み。前半はベテランが交代に、後半は若手が交代に演奏。優人さんがそれぞれのソリストに「アテ書き」されたそうで、それぞれの個性が生きて物凄くわくわくしました。聴き惚れていればいいって、なんて幸せなんでしょう♪
 よく見知った方が、いつもはオーケストラを中から支える力になっておられる方々が、ソロになった途端、前へ出て、耳から魂ごと持って行かれる感じ。人が変わると音も変わり、ゾクっとする高揚感がなんともたまりませんでした。ヴァイオリンだけじゃないですよチェロもばりばり大活躍。ヴィオラとコントラバスもちょこっとだけどソロあったし。
 終わったあと、恒例の「一列並びサイン会」があり、「今日はお客で」と並ぶと、皆さん笑っていただいて嬉しい限り(一応、PRもしますということで、サインは「サラサーテ公式FB」にアップしてあります)。
 素敵な素敵な一夜でした。

⭐︎一部、サラサーテ公式FACEBOOKと二重投稿部分があります。
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2016年01月10日

1月のコンサート(記録と予定)

 1月は来日・帰国公演がとてもたくさんあります。オーケストラの定期もあります。ニューイヤー関係もあります。ワタクシは、前半だけでも1/8・10・11・14・15・17とございます。月末週は、入稿もそろそろ始まるのですが、ほぼ毎日。楽しいですが仕事が進まないのでおそらくいくつかはアウトになるでしょう。

 1月8日にトッパンホールのニューイヤーコンサートに行った話は、公式FACEBOOKに書きました。本誌にレポート予定なのであまり詳しく書くのはやめておきます。山根一仁、瀧村依里(Vn)、原麻理子(Va)、上野通明(Vc)、北村朋幹、島田彩乃(Pf)によるトリオ/クァルテット/クインテットです。演奏は素晴らしく、会場にもいろいろな人が来ていました。出演者の写真等はFBをごらんください。

 楽屋にご挨拶に行ったら、出演者2人➕応援に来ていた2人で、エール弦楽四重奏団が揃ったので、パチリ。
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 このクァルテットは今、期待されている若手たちによるアンサンブルです。それぞれ留学したりして環境が変わってもよく続いている。この夏も多忙の合間を縫ってお勉強に音楽祭に行ってきたらしい。ソリストとしてだけでなく、室内楽についても高いスキルを持つ彼らの演奏も楽しみですが、それぞれがあちこち留学中&ソロで活躍中、なかなか揃ってのSQの演奏がしばらくは聴けないのが残念です。
 左からヴィオラの田原綾子(1/17・中野ゼロホール:読売日本交響楽団with藤原浜雄 でコンチェルタンテ)、毛利文香(3月・神奈川県民ホール&紀尾井ホール:リサイタル)、山根一仁(2/6・豊田市:名古屋フィル、6月:バーミンガム市響)、上野通明(1/17・目黒パーシモン:リサイタル)とコンサート予定目白押し。それぞれご興味あればどうぞ。

 ほかにも1月は本誌でご紹介した方々の演奏会があり、結構忙しい。
 1/11からはヴィオラ・生野正樹のリサイタル(札幌、福井、東京)があります。ほかにもあったと思いますが、来日公演のチェックをしなければならず、行けませんすみません。行けないものは本誌やFBでご紹介するようにしていますが、それも細かくフォローするのはなかなか難しいですね。
 以前はオーケストラに絞っていたのですが、ここのところ逆にオーケストラの演奏会に行けてなかったので、今年はもう少し行こうと思います。定期会員になっている楽団もいくつかあるのですが、けっこうパスってますねぇ。優先事項が入ってしまうと、仕方ないんですが。

 各オーケストラも本格的に始動しています。この三連休でいくつコンサートがあったでしょう? 注目すべきは京都のロームシアターのオープニング、京都市交響楽団のコンサートですが、さすがに三連休の京都へ行く元気はなく、断念。日本フィル、神奈川フィル、読売日響と続き、1/23には仙台フィルがメンデルスゾーンのオラトリオ《エリヤ》を上演(演奏?)します。なかなか聴けないですよね。

 この《エリヤ》には個人的思い出もあります。なぁんと演奏したことがあるんですよ〜、いやはや無謀でした。プロの演奏を聴くのは初めてです。お近くの方、わざわざ聴きにいかれる方、お楽しみですね。
posted by rain2009 at 23:05| Comment(0) | report_記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月19日

▼冨田勲の世界−シンセと管弦楽 4/18

 ここのところ演奏会三昧なのです。仕事でもあれば定期もあれば、企画ものもあればご招待もある。整理しなきゃぁと思いつつ、毎日が流れていってしまう、マズいです。
 もっと記憶力がよかったらなぁ、としみじみ思います。阪神タイガースのファンと同じく「○年のあの試合の、5回裏、ピッチャーだれだれ、バッターボックスには誰々で、走者1塁に置いてツースリーからの一球が…」なんて話をしてみたいぞ、私(笑)。クラシックファン(マニアな方々)も、何年のどの会場で指揮者はだれだれ、その時の××の何番のどれのこの演奏のこれはこうで…。ってよく覚えておられますです。私は記録魔なのですが、記録した端から、どこに書いたか忘れてしまうんですね。ノートを作っていた時代はまだよいのですが、PCを使ってしか書かなくなってからは、古い記録はどうしようもない。blogは保存性がまぁ、あるので少しはよいとしても、ここ5〜6年ですしね。

 余談は置いておいて、先週はほんと凄い演奏が続きました。一級といわれる60代70代の世界的音楽家の方々というのは凄いです。

 そのお一人、冨田勲さん。先般、『アニメージュ オリジナル』でインタビューさせていただいたのとかありまして、行って参りました。
最初はどうなることかなぁとかなり実は内心危惧していたのですが、これは凄かった。音響のプロがデザインしたとわかる仕上がりで、サントリーホールのアコースティックな空間をどのようにしたら電子音で、素晴らしい響きが作れるか。計算されつくした展開でしたね。しかも、日本フィルの音と相乗効果があるように、作られている。
 だからこそ、指揮者・藤岡さんが仰られていたように、「冨田さんといえばシンセサイザーの第一人者という印象がありますが、オーケストラ作品が本当に素晴らしいことをわかっていただきたかった」ということにもなるのでしょう。オーケストレーションの妙というのは、映画音楽や劇伴を書かれる作曲家の方は上手い方が多いです。理由は周知です。

 演奏曲目は以下でしたが。同行した友人もそうだったようですが、ワタシも自分が「時代劇に弱い」…ということを改めて自覚した次第ですよ。(例:「赤穂浪士」なんて芥川さんのあの曲が冒頭流れただけで涙、滂沱なのですもん。「忠臣蔵」なんかになったらもういけませんや、、けっしてあの世界を肯定しているわけではないのですが、特に古い時代の時代劇の傑作というのは、本当に“芸術”だなと思うんで)

■2010年4月18日(日)14時〜/サントリーホール(溜池山王)

▽スペースファンタジー〜大ホールから宇宙へ〜
 宇宙へのいざない(ホルスト(冨田勲編):《惑星》より「木星」「火星」「土星」)>>シンセと映像
 オネゲル:「パシフィック231」>>シンセサイザーから管弦楽へ
 ムソルグスキー(冨田勲編):組曲《展覧会の絵》より「殻をつけた雛の踊り」>>シンセサイザーと管弦楽の共演

▽テーマ音楽集
 冨田勲:NHK『新日本紀行』テーマ
 冨田勲:山田洋次監督映画音楽メドレー
(たそがれ清兵衛〜隠し剣鬼の爪〜武士の一分〜おとうと)
 冨田勲:NHK大河ドラマ『勝海舟』

▽交響詩《ジャングル大帝》
  (2009年改訂版)〜白いライオンの物語〜

 第二部が泣けました。(全部よかったけど)
 いま、『竜馬が行く』を読んでまして、頭の中、けっこう勝海舟が居座っています。そういえば大河の「勝海舟」は好きだったなぁ、と思い返し。この音楽は本当に凄いんですよ。曙の時代の日本。冨田さんが「あの頃アメリカへ行くといったら現代人が月へ行くようなこと」と仰っていましたが、そうでしたよね。英国へは幕府からや薩長から結構行っていたみたいなんですけども。

 終演後、ちょろりと冨田せんせいとお話をいたしました。楽屋がなごやかな雰囲気で、差し入れのお酒とか貰っちゃって(<いいのかっ)。お人柄もステキなのです。

         ・・・
 PAや電気が入る時のアコースティックとのコラボレーションは、本当にプロの仕事で組まないと難しいのです。ここのところいくつか、朗読と室内楽というのを聴いていましたが、語りの声は絶対にマイクが必要。たとえば楽器だけでもギター協奏曲は絶対にPAは必要です。
 これが、アコースティックのことやホールというものをよく知らないポップスの増幅すればいいしかわかんない人がやると、大変残念なことになる。良い音はセンシティヴなものです。電気的増幅は現代の音楽の場合に必要な場面は必ずあるのですが、それを生かすためには、一方の文化だけ熟知してればよいというものではない。
 冨田さんは尚美学園で研究室を持っておられます。そこの学生さん大学院生さんたちはそういったことも含めて、サラウンドなどいろいろな音響についても研究し、「音」ということを多面的に考えている。

 それがうまく融合するとこういうことになるのか、と改めて感心した日でした。…もちろん、良質のコンテンツ=作品がある、というのが大前提ですけどね。
 そういった意味では、実は前回の日本フィル−ヤマトのコンサートはけっこう残念な結果になってしまったので、次の「B面プロジェクト」はそれに気づいてうまくやっていただければいいなぁと思うのですが、、まぁ楽団マターじゃないもんでねぇ。無理かも。
posted by rain2009 at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | report_記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする