昨日書いたarticleが、あまりに前回(12月)に書いたものと似ていたので、「自分って進歩ない?」とか、「弾くたびに同じことしか考えてないのか、自分」とツッコミまくってしまった。ということで、リベンジをば。
実は、練習したいモチベーションはあるのだが、毎晩帰ると寝落ちしてしまうという体たらく。ベッドルームに直行してそこで少しPCつないでメール関係の仕事をしたらお仕舞いで寝てしまう。リビングに行って防音室のドアを全部締め、楽器を用意して譜面台を立てるという元気が残っていない(部屋が寒いしね)。夜中まで使える部屋があるだけでも贅沢というものだが、そういう環境のために必死で働く生活のため帰ると真夜中で結局弾けないとかいう次第、、、で、初心に返って「朝練」することにした。
ちゃんと寝てさえいれば、朝はわりときちんと起きられる。冬はしんどいんだけど(夏は暑くて起きちゃうんですが、冬は冬眠状態なので・・・あかんがな)、それでもまぁ起きよう。
そしてパジャマのままリビングに行き、立てっぱなしにしてあった譜面台と楽譜の前(のピアノのイス)に座って楽器を構え、、、さて。
ボウイング練習からスタートするところがシロートですね自分。ボウイング、そしてスケール。本当はいろんな調をずずずと弾くと良いのですが、音程を確かめながらになるので、時間を考えると一つやるのが精いっぱい。なので、G-durを上がって降りて楽器の倍音を確かめたあとは、すぐに弾く曲の調。B-durとEs-dur、というまぁやっかいな。でもゆっくりスケールを弾いているだけで指の位置と耳が落ち着いてくる。
子どもの頃から習っていた人は、このあたりはスムーズに数分でクリアするのだろうなと思う。大人から始めて指の具合もその日によって違う私は、毎回、指と耳を調整しないとロクに弾けないのだ。
ということで、この日は40番。何故なら頭のなかで、ずっと「ちゃららんちゃららんちゃららんらん、ちゃららん、ちゃららん、たらら……」というのが鳴っていたから。音に出してみるとずっと落ち着く。
あぎゃ、と1音目から音程が取れません。オーケストラの練習時には簡単にできたのに、指がその位置にきちんと収まらないんですね。むりむり耳に合わせて和音を取る、ゆっくり弾く、、というのを1フレーズ繰り返し、そして飛ばして分散和音の下降形のところに行く。これは頻繁に調が変わるので、指の確認をするにもとてもよろしい。
モーツァルトは、特に別のメソードをやらなくても、曲の中を取り出してさらえば、けっこう良い勉強になる。
さてそれから1楽章を通しで弾いてみるが、、、テンポはゆっくりね。それで音を外したところはチェック、弾きにくいところは★印、音が取れてないところはポジション(指番号)を再確認して書き込む。決めてしまって、何度かやってみる。
時間が押してるので、全部弾くのは諦めて、次に第四楽章。これはもう難しいところをさらう。弾きたいとこは我慢して、とりあえず練習でついていけなくて変な音をまき散らした部分をゆっくりさらう。スタッカートで弾いてみるといいそうなので、一音一音速めのスタッカートで弾いてみて、次に少しだけリズム練習をば。で、やっぱりポジション取れないところは指番号書き込んでその部分だけ繰り返し。
これも全部弾くのは次に送って、今度は39番の第四楽章。
《ジュピター》が難しい、とばかり思っていたんだけど、さすがに3〜4回も本番をやっていると、曲を相当に覚えているらしく、さらうべき場所もすぐわかり、速いところはほぼ暗譜してるらしい。なので、それは次に送って、今日は、案外に弾けなかった39番を。第四楽章の「ターラ、タッタ、ターラ、タッタ……」の16分音符のところ。どうも右手のボウイングがうまくいってなくて音が暴れる感じだったので、そこをきちんとポジション決めて、左手から固める作業。ゆっくり弾いて、右手を合わせる作業。
これも大人から始めた人間の欠点の一つだけれども、「速いパッセージになると左右がずれて音がバタバタする」。柏木先生の連載の中で何度も出てきているので、そこはトレーニングは踏襲。「運動」のコントロールとかは良いとして、左右を同期させるためには独立をさせないとね、とか。とりあえず「左手で考え」ながら、「右手は暴れない」ようにするのが良い。どっちかが遅れると、バタバタとズレるので。
ゆっくりから始めるしかないけど、急に速くもやってみる。
ここまでで、ツレアイが起きてきて「朝ごはん!(できたよ)」と呼ぶ。約40分、おしまい。
明日は39番の第四楽章から始めて、41番の最終楽章の気になったところと、39番の第二楽章をやってみる予定。・・・てなところで、書いていくと効率よく練習できるかな?
posted by rain2009 at 12:44|
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