それでも28日に御用納めして、毎晩のようにコンサート行っていますが、台所や寝床あたりは少し片付けて、だいぶん気分は良い。困ったななのは、記録関係で。。。毎日、いろんなことをこなすのに精一杯で、この2年ほど、「記録する」ということがおざなりだ。
一つには、メディアがどんどん変化していくということがある。一時期はbloとwebが鉄板だったので、それが10年近く続いた。最近また紙のメディアに少しずつ書けばいいかと思っているが、夜になると寝落ち、電車で書くのは難しいとなると、次の日はまた次のネタがあって、毎日飛ぶように過ぎると、伝票の清算すらままならず、これはもうどうしたことか。現在の、「手帳に書き付ける」を徹底するのが精一杯という感じだろうか。
12月31日は二つのジルベスターにいくことにしていた。30日は少しお休みをして家で寝てた(体調悪かったので)ので、やおら復活して、川崎へ向かう。この日は、東京文化会館でベートーヴェンの交響曲全曲、最後は第九で感動的に締める、という恒例になった行事。渋谷のBunkamuraオーチャードでは、テレビ中継も入ることで知られる東京フィルのジルベスター。あと、横浜みなとみらいホールでもあるし、サントリーホールは例によって本場ウィーンからのフォルクスオパー。
ということで、ご招待をいただいたミューザ川崎へ、前半はオーケストラ、後半はミュージカルのナンバーが歌われる川崎へ向かう。
15時開演というのが足を運びやすい。焦って新橋から飛び乗った東海道線がアクティー、しかも座れてラッキー。1時間早く着いたので、ついラゾーナ地下の丸善へ。早く着くと、必ずここの大書店で書棚を眺めるのが楽しい。まぁ駅に近いし、帰りも会社からは車だしで、、、買うなよ自分>2万円分も!
重くなった荷物を持ってミューザ川崎へ。
席も1階の壇上でとても聞きやすく見やすかったし、この日の東響さん、すばらしい。オッフェンバックでのニィティンさん、ソロ絶品です。
レハールの「金と銀」のワルツを生演奏で聴けるというのも、個人的にはものすごく嬉しかったですが。
後半はミュージカルナンバー。『サンセット大通り』のOvertureで始まり、「ノートルダムの鐘」「アラジン」「ボカホンタス」とディズニーを3曲。なにせ、岡幸二郎、土居裕子という憧れのお二人に加え、石井一孝と、18歳の若手実力派・木下晴香。実力派の4人で、とてもいろいろ勉強になっちゃいました。指揮は、秋山和慶せんせいです。
『オペラ座の怪人』のOvertureは、生オルガンの迫力。名前が出てませんでしたが。「ミュージックオブナイト」、そして『エリザベート』『レ・ミゼラブル』『ジキルとハイド』など盛りだくさん。
この1年、ずいぶんミュージカルを観ました。ミュージカルに専心していたともいえるでしょう。オペラより見たんじゃない?(笑)。某会員になっていることもあって定期的に観劇のチャンスがあるというのもあるけどね。チョイス演劇6演目くらいの中から、選べる時はミュージカルにしていたので、普段ならチケットとってわざわざ行かないようなものも観ましたね。『デスノート』とか(<ちなみに、凄かったです!)
すると、オペラと同じで、「この歌は、このシーンで歌われる、こんな歌なんだ」というのが、その曲だけでなくわかるわけですね。そうすると、オペラと同じ程度に楽しい。あぁ世間の方々はそうやって、ミュージカルの曲を聴いてるわけよね。
オペラの曲も、学生時代、有名なアリアの伴奏とかしていても「いい曲だな」と思うだけで、長じてオペラそのものをたくさん観るようになって以降とは、楽曲の捉え方が全く変わってしまいます。伴奏ですらそうなんですから、歌う方はもっともっと、変わっていますよね。
ミュージカルでもそうなのですが、プロの演者でも、「その作品に出演した」人の歌はなんだか説得力が違います。背景まで見えるような気がするんですね。今回は、その意味ではすばらしい公演でした。
ミュージカルの集大成のような舞台を見聞きして、そして夜はクラシックに戻る。自分ちのようなサントリーホールで。ほんとのジルベスター年越し公演を楽しみました。